空き家管理サミットin京都に参加いたしました。

12月10日(日)、京都商工会議所にて行われた空き家管理を題材にしたイベント、「空き家管理サミットin京都」に参加いたしました。

 

空き家管理サミットin京都2017

(主催:一般社団法人 日本空き家管理協会)

http://akiyakanri.org/summit2017/

 

空き家管理のみならず、「」という日本全体が直面しつつある課題について、
大学の地理学専任講師の方、NPO法人にて空き家管理や空き家の有効活用の活動を行ったいる方など、それぞれの専門分野の方々が登壇し、空き家の管理、活用から、空き家問題の解決策に至るまで、議論やアイデアが飛び交い有意義なイベントとなりました。

 

中でもとても参考になったのが、「空き家が多い地域の特定する方法」です。
総務省の政府統計集約サイト「e-stat」にてデータを取得するという方法です。

その他、空き家管理サービスを選択する側のニーズや傾向、行政との連携事例など興味深い議題も多く、

また空き家を移住者の有志の方へ貸し出す事例など地域・社会貢献の実例も紹介され、大変参考となりました。

『10件に1件』が空き家に。(平成25年度)

総務省統計局の調査では、総住宅数は、6063万戸と5年前に比べて305万戸(5.3%)増加し、
空き家数は、820万戸と5年前に比べ63万戸(8.3%)増加しており、
空き家率(総住宅数に占める割合)は、13.5%と、『10件に1件』以上の割合で空き家がある事になります。(平成25年度)

高齢化社会問題も並行し、今後爆発的に増加することが予想されます。

空き家がそのままで活用されないのはなぜか?

空き家管理サミットの中で、空き家に関する統計情報が多く紹介され、「空き家をそのままで活用していない方の理由」の一つに、「特に困っていないから」という回答が多くを占めており、空き家所有者の方の多くは、「特に困っていない」と感じているようです。

所有者の方は困っていなくてもご近所の方は困っているかも知れません。(景観、防犯、倒壊、違法駐車等のリスク・被害)

 

例えば、空き家になったご実家などが、近くであれば見に行けますが、離れた場所にあるとどうでしょうか?

空き家問題は少なからず私達一人一人、皆の問題でもあります。

日本においては、空き家の管理、または有効活用というのは、金銭的な負担感、利活用の意識の低さ等から、
空き家の増加に対して需要が伸びていないのが現状です。

空き家所有者の方だけでなく社会全体で取り組んでいかなければならない緊急の課題となってきていると言えます。

また一方では大切な思い出のあるお住まいを将来空き家にしない為の準備も必要になってくるのではと思います。

私たち「空き家の解決ドットコム」は、今後もこのような場があれば積極的に参加し最新の空き家情報の収集を行うと共に、
空き家の事でお困りの方を、ワンストップでサポートできるよう頑張って参ります。

 

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