リフォームなしでもすぐ売れる空き家

空き家が何らかの理由で貸せないとなりますと、売る必要も出てきます。
しかし、売りやすい空き家もあれば、売りにくい空き家もあります。リフォームしないと売れない空き家もあります。

リフォームしなくても売れるのであれば、もちろんそうしたほうが良いと言えます。
少しくらい設備が古くても、利便性の高い立地にある空き家だと売りやすいとも言えます。
そこで今回は、リフォームしなくても売れる空き家とはどういうものかを記していきたいと思います。

リフォームなしでも売れる空き家の条件
1.生活に便利
2.立地が通勤・通学に便利
3.敷地面積や延べ床面積が十分
4.一般的な間取り
5.築年数が浅い
6.建物や内装がきれい
7.日当たり良好
8.前面道路に十分な余裕がある
9.閑静な住宅街にある
10駐車場がある

立地条件

まず上記1.2について、住宅選びは立地がとても重要になってきます。
スーパーやコンビニ、郵便局、銀行、役所、保育園などの生活と密着した施設が物件周辺にあることは、その物件の強みになります。
確かにスーパーが近いとか、銀行や役所が近いと生活がしやすくなり、便利に暮らせるので購入希望につながります。
また、通勤・通学を考えると、電車の駅やバス停が近いと便利です。
駅まで徒歩15分以内だと候補に入りやすいですが、20分などとなりますと候補から外れてしまうこともあります。

また学生や一人暮らしだとコンビニが近いほうが良いとか、高齢者だとバス停まで近いことが重要など、内覧者によってアピールポイントが異なります。不動産会社にアピールポイントを変えてもらうよう頼んでみるのもいいですね。
逆に、付近にラブホテルとかお墓のような嫌悪施設があれば、安く売られたり売れ残ったりします。

面積と間取り

人が住むためには、1人8坪つまり26.4㎡が必要になると言われています。
この計算ですと、2人16坪、3人24坪、4人家族だと32坪つまり105.6㎡の敷地面積があれば快適な生活ができます。
少し余裕を持ちますと、1人あたり10坪、33.3㎡ありますと、かなり余裕のある家となります。
また注文住宅ですと、しばしば個性的な間取りの住宅になることがあり、そういう間取りですと、使い勝手の面から売りにくい住宅となってしまうこともあります。
一般的な間取りというと、こういったものです。
3LDK(1階LDK+2階3部屋)
4LDK(1階LDK+和室1部屋、2階3部屋)
こういう間取りが一般的に好まれるので、かけ離れているといざ売却となった時に売りにくい、ということにもなります。

新しくきれい

不動産が高く売れる要因の1つは、築浅、つまり建築から9年くらいまでであることです。
家の築年数が浅いとそれだけでアピールになるので、不動産会社は物件資料などでPRをしてくれます。
また、物件があまりにも汚いと買い手はつきにくくなります。
その点について、購入者はまず水回りをチェックすると言われています。
特に女性はキッチン周りの使い勝手や、きれいさ・動線を気にされる方が多いです。
とにかく、きれいにして売り出すことが大切ということですね。
日当たりについては、日光が入りにくい物件よりも、日が良く入ってくる明るい家の方が人気があります。
南向きが良いのですが、東向きや北向きでも日の入り方によっては人気物件となります。
他の条件が悪くても、日当たりが良いということで売却が決まることもあり、こちらも重要なポイントといえます。
日当たりの悪い部屋では、内覧時は電気をつけるとかカーテンを開けて明るく見せるなどの工夫すると良いかもしれません。

道路と駐車場

地方だと自動車での移動が当たり前となっているため、家の前に駐車場があるかどうかは特に重要な要素となります。
都市部でも駅から離れているのに駐車場がなければ不便ですし、2台置きたいのに1台しかなければ、別に1台分の駐車場を借りないといけないので敬遠されてしまいます。
また、家に面している道路も道幅4m以下ですと、せっかく家に駐車場があっても駐車しにくいというデメリットがあります。
できれば道幅は5m以上あり、かつ車通りの少ない道路沿いの物件なら、車を保有している家庭へアピールすることができます。
また、大通りに面している物件より、大通りより少し中に入った静かな土地や住宅街の方が人気です。
これは、特に年配の方には魅力的に映るようで、閑静な住宅街にある物件は、それだけで魅力があります。

リフォームするかそのまま売るか

先程のリフォームなしで売れる家の条件に当てはまらない場合、手を加えたほうが良い場合もあります。

しかしリフォームには資金が必要ですし、リフォームをした場合には元に戻せませんので、リフォームの必要のないお客様を逃すかもしれません。
まずは不動産会社に相談をしたうえで、適切な判断をする必要があります。

リフォームをするかしないか、またどういうリフォームにするかについても、お困りの場合は弊社または当職においても相談を受け付けております。
またお気軽にお問い合わせください。

 

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