空き家解体の補助金について

空き家をどうしても解体しないといけない時

家は、実際に誰かが住まないと、どんどん傷んできます。
雨漏りがしたり、柱が傾いたり、配管がダメになったり、シロアリの被害が出たりします。
そうなると、修繕にかなりの費用を要することになりますので、解体やむなしという事態になります。
さらに、空き家が危険な状態、衛生上有害などになりますと、行政から特定空き家に指定される可能性もあります。
その場合も、解体しか仕方ない、という場合も出てきます。
しかし、家を解体するにも費用が掛かります。
場合によっては100万円を軽く超えてきます。
それでは、空き家解体の補助金というのはないのでしょうか?

空き家解体の補助金について

全国約300の自治体には、空き家解体の補助金制度があります。
それで、その空き家所在地の自治体に、空き家解体の補助金制度があるかどうか確認し、その補助金受給を申請し、活用してみることができます。
例えば、兵庫県姫路市にも、「姫路市老朽危険空き家対策補助金交付制度」というものがあります。
http://www.city.himeji.lg.jp/s70/2212632/_36840/akiya.html
これは、個人向け補助です。
補助対象者は、下記のいずれかに該当する方です。
1.老朽危険空き家の所有者
2.老朽危険空き家の所有者の相続人
3.老朽危険空き家がある土地の所有者
4.上記のいずれかと同等と認めるもの
また、補助対象建築物ですが、これも下記のいずれかに該当するものです。
1.姫路市内にある、おおむね10年以上使用されていない建築物
2.一戸建ての住宅で、2分の1以上が居住のために使用されていたもの
3.老朽化の程度の基準を満たすと判定されたもの
4.老朽化により敷地周辺に及ぼす危険性が著しいもの
5.所有権以外の抵当権などが設定されていないこと
これらもまず、姫路市に事前にご相談ください、ということです。

補助金の額について

上記に挙げました兵庫県姫路市は、補助金額は解体撤去費用の5分の1以内であり、上限は30万円ということ。
これは工事費の足しにはなる、という程度なのかもしれません。
補助金額ですが、兵庫県赤穂市では、危険空き家の除却工事費の3分の2に相当する金額であり、上限は133万2千円ということで、市町村によっても異なってきます。
大阪市では、優先地区及び重点整備エリアに所在する空き家についてのみ、次のような補助金制度があります。
http://www.city.osaka.lg.jp/toshiseibi/page/0000115905.html
補助率は、「解体および整地に要する費用(契約金額)」と「大阪市が定める金額(10,600円/㎡)」の低いほうの2分の1以内です。
補助限度額は、一戸建て住宅の場合は、75万円/棟、集合住宅の場合、150万円/棟が基本となります。
やはり詳細は、該当する自治体で聞いてみることが必要になります。

空家の老朽化が進んで、解体しないといけないが、どういう補助金が使えるかなどお困りでしたら、弊社(京都市上京区)、または行政書士小舘武が、相談を受け付けております。
また、行政書士において、補助金の申請を行っております。
またお気軽にお問い合わせください。

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